くまのめ日記

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石川県金沢市 テディベア英語教室のブログです

ライティングセミナー in 名古屋


3月30.31日の2日間、名古屋で行われたライティング指導法セミナーに参加してまいりました。講師の山下陽子先生は、東京の中学、高校で英語を教えている先生です。今回の参加理由は

★現場の先生が、どのようにして大勢の子供たち一斉にエッセイ(英作文)を書く指導をしているのか。

★小学生へのessay writingの指導法。

を学びたかったから。セミナーは申し込みと同時にあっという間に定員に達し、私のように遠方からの参加でキャリーケースを持って会場に来ている先生方も多かったです。丸2日間、朝から夕方までみっちりのセミナー。ここからは備忘録を兼ねてます。




1日目はライティングとリーディングの関係性を理論的に学びました。言語学者Krashenの第二言語習得論、Multisensory learning(多感覚学習法)など、これまでteacher traning やTESOLで学んだ、馴染みの言葉がたくさん。難しいことは苦手ですが、理論的な話しは好きです。体系だった説明や知識はやはり納得させられます。


topic sentence,supporiting/developing sentence ,transitional signalの使い方もまた、自身がTESOL受講の際、毎回苦しみまくったエッセイの時に何度も目にした言葉。こうして色んな知識や情報がカチーーン!とリンクする時いつも思うのは、やはり自分自身学び続けることの大切さです。


山下先生も仰っていたように、英作に大切なのはunity(整合性)とcoherence(結束性)です。テディベアの中学生ならわかると思いますが、私も英作はこの2つをしつこく言い、rewriteさせます。流れ、一貫性のない、情報ぶつ切りの英作はダメなのです。好きなスポーツは?の問いに
” I like baseball.” と答えたとして、” Why?” で聞くと 「・・だって好きなんだもん。」というように、日本語でも意見や内容を具体的に言うことが苦手な子は、英作が苦手な場合が多いです。こういった子ども達の思いや考えの引き出し方も教えて頂きました。


ほかにも英作の添削、フィードバックの方法も教えていただいたのですが、とても参考になりました。やはり生徒自身に間違いを気付かせることが大切ですね。そのためには添削する側も気付かせる工夫が必要なのだな、と。頭パンパンで1日目が終了。





2日目は幼児~小学生中心の指導法。2日間ともこうして名古屋名物のおやつ時間があったんですよ。細かい心遣いにほっこりしました。readingとwritingの結びつけです。同じ語数のリーディング教材でも、内容によって語彙の難易度が異なるため、使い方次第で中学生にも応用できる、また逆も然りで、少ない語数だからといって、学習歴の浅い子にポンと与えてしまう危険性もあるな・・と思いました。興味深いリーディング教材をたくさん教えてもらい、少しづつテディベア英語教室にも取り入れようと考えています。


とりあえずこの山を崩してから・・・泣きそうです。誰か助けて。



とにかく学びの多い、充実した2日間でした。山下先生、そしてファシリテーターの先生方、本当にありがとうございました。



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